最新日記

12月14日(金曜日)晴れ

 大学のメディア作品分析という授業で、音質比較テストをしてみた。題材は松田聖子の「赤いスイートピー」。ハイレゾとCDダイレクト、それに256kbpsのAAC(iTunes音質』と128kbpsのMP3。学生さんは最初はよく分からない様子。そこで聴き方を教えてあげた。ハイレゾはダイナミックレンジが一番広い、つまり一聴すると一番おとなしく聞こえる音がハイレゾだよ。ベースやボーカルが遠くで歌っているように聞こえるはず。音質が悪くなってくると両者はどんどん前へ出てくるように感じるはず。そのことを教えてからもう一度聞き直すと、どれがハイレゾか当てられるようになった。これは他の学生にも行ってみたが、やはり間違える。一番耳にキンキンくるのがハイレゾだろうと錯覚している。
 以上のことから、ハイレゾが必ずしも若者の好みに合っているのかどうかは疑問符がつく。もともとここ20年近く、音楽はコンプレッサーやリミッターで圧縮してぺったんこにするのが流行していたんだから、ハイレゾは真逆なわけだ。
 そしてなぜ題材が松田聖子なのかというと、ハイレゾは生楽器を使っているアンサンブルのほうが分かる。最近のソフトウエア音源バリバリの音圧ガンガンの音楽では余計に分かりづらいから。