6月3日(月曜日)曇り


 ハリウッド版ゴジラの新作「ゴジラ・キング・オブ・モンスターズ」の鑑賞で日本橋まで行ってみた。平日の初回なので余裕で良い席に座れる。して、内容はどうだったかというと、微妙。怪獣が戦うCG描写は凄い。でも前から思っている通り、そこに合成されている人間たちが、なんで腰を低くせずに突っ立って襲ってくる怪獣を眺めているのか。そういうシーンがちょっと興醒め。普通は人知の及ばないものが攻めてきたら血相かえて逃げ出すだろう。そしてカメラは必死で逃げ出す人間たちを正面から写してその後ろに恐ろしい怪獣がヌワ〜っと出てくるという描写でいいと思うのだが。
 それと、南極とメキシコとボストンがまるで北海道の中にあるかのように瞬時に移動するんだけど、距離感ってどうなってるの?というのがツッコミどころ。
 良い所は伊福部昭氏のゴジラのテーマと、あの有名なモスラの曲が使われていること。他にもゴジラの1作目を見た人なら通じるオマージュがあることが嬉しい。大傑作とは言えないけれど、お手軽に楽しめる一本だろう。

6月4日(火曜日)曇り


 アメリカでAppleのWWDC(世界開発者会議)が行われ、噂通り新しいMacProが発表された。なんと黒い骨壺のようなデザインから1世代目のおか持ち銀Macに戻る。しかも前面と背面には空冷のための穴が無数に空いている。これは好き嫌いが分かれるデザインだろうな。モニタも文句ない性能。でもMacPro本体はオプションなしで60万円より、モニタは50万円よりっていう、合わせて買うと軽く100万円越え。なんとも1980年代を思い出させる価格設定だこと。え、買うのかって? ・・・・・・・。

6月8日(土曜日)曇り


 福岡で老夫婦の乗るワゴン車が逆走したあげく交差点で右折待機の車に衝突し、死亡した事故。まるで池袋の暴走事故を再現したような事故だが、この件でも運転していた人をさん付けで報道するのが、どうにも腹立たしい。不幸中の幸いだったのは巻き込まれた人たちが命は落とさなかった事か。それにしても、今までまったく報道されないのが、この老夫婦はこの事故を起こす前にどこで誰と会っていたのか(例えば誰かと口論になったとか)。最後に会った人は異常を感じていたのか。どこへ向かおうとしていたのか。服用していた薬はあったのか。そして他に家族がいれば、その証言などなど。まったく闇の中。テレビでは「いったい何があったのでしょうか?」と不安を煽るだけ煽っておいて、あとは放りっぱなし。マスコミが嫌われるわけだ。

6月10日(日曜日)雨


 今年もこの時期に蛍が見たくて伊豆の湯河原温泉へ行く。宿はブラタモリでも取材された「白壁荘」。生憎、天気は雨。しかもかなり強い降りだ。止むか小降りにならないと蛍は見られないかも知れない。心配しつつも踊り子号で修善寺駅へ。今年はちょっと奮発して行きは修善寺駅からタクシーで宿へ向かう。地元のタクシーは慣れているのだろうけど、雨の中、水しぶきを派手にビシャ〜と上げながら制限速度を20キロくらいはオーバーで走り続ける。無事到着してチェックイン。かなり広くて迷いそう! お風呂も料理も最高!! 夜の8時を回って蛍祭りに行こうとすると、宿のバスで送迎してくれるという。それは大助かりだ。雨はほんの少し降っている。でも元気のいい蛍が4〜5匹だろうか。川のほとりに飛んでいるのが、橋の上から見える。良かった今年も昨年に続いて見ることができた。雨が降っている平日だからか、橋の上には数人の見物客しかいない。これはこれで静かでよいものだ。

6月11日(月曜日)晴れ


 前日の天気が嘘のように良い天気。チェックアウトして、バスで浄蓮の滝に行く。滝が見たいというより、昨年ここで食べたワサビソフトの味が忘れられなくて来た。1年ぶりにいただく。あれから1年か、いろいろあったな〜としみじみ考える。お土産屋さんに堂島ロールの類似品があるので、迷わず買ってみた。だってカットされて個別に包装されているバラ売りがあるんだもの。帰りに踊り子号で昼食と一緒にデザートとしていただいたが、少しマーマレードが入っているため、それほど甘さを感じない。そうねえ、好みとしては完全なバニラのほうが良いかな。

6月13日(木曜日)晴れ

 ネットサーフィン(死語)をしていて気になった記事。アメリカの音楽専門家でもなんでもない人が「今から10年後は既成の音楽を誰も聴かなくなっているだろう」と予測したらしい。なんでも、AIによる各個人の脳や音の好みに合わせて作られたカスタムソングのようなものを聴いているんだとか。こういうふざけたことを言う輩には真空飛び膝蹴りを数発食らわして起きたい気分。

6月15日(土曜日)大雨


 知り合いからのお誘いで川田知子というヴァイオリニストのバッハ全曲(無伴奏ヴァイオリンのソナタ&パルティータ)演奏を聴きに行ってみた。とにかく雨が強い中、熱心な音楽ファンで上野文化会館小ホールはかなり埋まっている。演奏は女性らしく繊細で可憐な感じ。演奏は15時開始と18開始の2回に分けて全曲を演奏する。シャコンヌを含むパルティータ・ニ短調は最後。その直前の曲が演奏して休憩に入るときに、笑みを浮かべながら人差し指を立てたのが可愛らしい。つまりあと組曲1つを残すのみという意味だ。シャコンヌを生のヴァイオリンで聴いたのは、考えてみれば初めてだった。やっぱりこの曲はヴァイオリンが似合うな〜と考えさせられた。ギタリストがそう思うのだから良い演奏だったのだよ。

6月16日(日曜日)晴れ


 友人から招待券をいただいたので、大山の板橋文化会館で行われるオペラ「小公女セータ」を鑑賞に行ってみた。オペラはほとんどノーマークなので、友人から誘われないとなかなか出向かないものだ。この催しは板橋区民参加プロジェクトとあって、どうやらプロ以外、オペラ歌手を目指す若者が脇役で参加できるものらしい。どうりで、開演直後の合唱が少しパワーが感じられなかったわけだ。ストーリーは有名な少年少女向けの美談。大人としては「虐待にあったセーターが最後にお金と地位を得て、復習に燃える物語」かと思ったがそんなわけない! あくまでも優しい少女なのだ。復習するのは映画「ドッグウイル」だった(笑)。

6月21日(金曜日)曇り


 大学の教え子が「この曲のコード進行が理論的に分からないんですが・・・」と聞いてきた。楽曲はヨルシカというバンドの「詩書きとコーヒー」という曲だった。問題の箇所は単に和音をそのまま半音下降しただけで、理論もへったくれも無いのだが、歌詞が気になった。例によって数行単位で言っている事が矛盾しており、結局何が言いたいのかがリスナーに伝わらない系の歌詞なのだが、比較対象するために、サザンオールスターズの「いとしのエリー」の歌詞を今一度確認しようと思い、ネットで「いとしのエリー 歌詞」で検索をかけてみた。その結果が右に上げたスクリーンショットである。おいおい、いつからこの曲は平井堅のものになったんだ? 聞いてないぞ。こうやってネットでは「嘘」が「本物の顔」をしてまかり通っていく。そして真実を知らない子供達が育って世に出て行く。21世紀とは実に恐ろしい。