爆笑!草津温泉旅行

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No.61 爆笑!草津温泉旅行

 私は旅行というのは少人数のほうが好きな傾向がある。だからバイクツーリングも大抵はソロだったし、海外旅行に行くのも4人くらいが限度だ。しかし今回の温泉旅行はNotation Study Group(Finaleユーザーズクラブと日本Sibelius研究会の合同グループ)での企画となったので、総勢9人という団体での旅行となった。日程は10月3日(土曜日)から4日(日曜日)にかけてである。

 もともとはFinaleユーザーズクラブのH氏が他の友人と年に一度(かな?)、草津温泉に旅行していたのを、今年はもっとオープンにして大所帯になったのである。だから成り行き上、幹事はその有名な作曲家のH氏。車は行きが2台、一人だけ遅れて別の車で現地到着ということで、行きは2台の車で8名、二日目は3台の車で9名という変則的な旅行である。
 このメンバーの中でSさんは奥さんと4歳になる娘さんの3人家族で参加。だから車はIさん所有の三菱のパジェロに私やH氏を含めて5人、そしてSさん所有のプリウスにSさんの家族3人という乗車になった。

 私は先頭を走るパジェロの後部座席に座る。幹事のH氏は「おれがきっちりナビしてやるから」ということで助手席。車2台での旅行となると、休憩をどうするかを決めておかないと行けない。いつでも2台一緒に並んで走れるとは限らないのだから。間に別の車が挟まってしまって先頭車のウインカーが見えないこともあるだろうし。
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 大泉から関越自動車道に入って、最初の休憩は上里サービスエリアで取った。適当にトイレ休憩やら水分補給やらをこなして、さて、ぼちぼちまた車に戻るかと思った時、木にくくりつけられている変電板みたいな装置のほこりだらけになっている蓋の上に、なんと女性の指輪が置き去りにされているのを発見。これは意味深だな。そんな所に指輪を置くはずは無い。これはどっかのカップルが大げんかして破局したその傷跡かなと思わせるに十分である。ご愁傷様。


 その後、渋川伊香保で高速を降りて一般道を走るのだが、そろそろ休憩したほうがいいんじゃないかなと思ってポイントを探す。しかしなかなかいい場所が見つからない。果たして後ろの家族連れプリウスはどうなってるだろうな。特にお子さんは。このご時世に「携帯電話なんて嫌いだから持たない」と我が道を行く幹事のH氏が私に指令を出す。「ほら、秋山さん、ちょっと後ろのSさんの車に電話してみてよ」。あんたな、幹事やるなら携帯が必用だろうよ、と思いながらもお人好しの私は1日目の連絡係になった。どれ、後ろのプリウスはどんな感じになっているのかなと、Sさんに電話をしてみる。
「あ、もしもし、先頭車の秋山です。どうですか、そろそろトイレ休憩とか」
っと話しかけると、Sさんは
「え? は?」
みたいな戸惑った返事をする。なんだ、どうしたんだろうなと思って
「もしもし、そっちの状況なんですけれど、皆さん困ってません? トイレ休憩を挟まなくても大丈夫ですかね?」
と、もう一度聞いてみても
「え?は?」
みたいな返事。あれ、なんだろうな、電波が悪くて話しが通じてないのかなと思って
「もしもし、Sさん?話、聞こえてますか」
と、ここで初めて名前を呼びかけたら、受話器の向こうの人が
「あの〜、私、新潟の有本ですけれど」
だって。こりゃまずい、間違ってSさんじゃなくて新潟に住んでいるFinaleユーザーズクラブの有本さんに電話かけちまった。そりゃビックリするわな。Finaleユーザーズクラブ元会長から、急に土曜日の昼前に電話がかかってきて、
「どうですか、そろそろトイレ休憩は」
なんて言われたらさ。
「あ、あれ、有本さんだったんだ、ごめんなさい、間違えました。Finaleユーザーズクラブ秋山でした。ははは...ガチャ。」
慌てながらも謝ってから電話を切った。私のiPhoneに入っている住所録で有本さんとSさんは隣同士なんで、うっかりタッチした時にSさんじゃなくて有本さんをタッチしちゃったんだな。もう車内は大爆笑。今度有本さんに会ったら謝りたいけど、次はいつ会えるんやら。
 ところで、マジな話、休憩をどうするか。山道なんで、車2〜3台が止められる駐車ポイントがあった。いったんそこに停車して後ろのプリウスのSさんファミリーと打合せ。幹事のH氏が、
「もうここまで来たら草津まで行ってそこで休むか」
と言い出した。そこで私が
「でも、トイレ休憩があったほうがよくないか?」
と口を挟むと
「トイレだぁ? オレは大丈夫だよ」
と、のたまう。もう万事この調子。「君じゃないんだよ。後ろのプリウスには4歳のお子様とお母さんが乗っているの。そっちを気にしてよ」。もう分かってくれない幹事さんである。
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 でも結局Sさんファミリーもトイレ休憩は大丈夫ということなので、一気に草津まで行き、なおかつ車を停める場所が見あたらないので、白根山のレストハウス駐車場まで登ってしまった。昼食は天丼をチョイス。


 天気は晴れ間もあるけれど、雲も負けじと多いっていう感じ。かなり寒い。

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 でもそれなりに景色を楽しんで、いよいよ温泉宿。初めての草津温泉は快適だった。内風呂は少し熱めだったけれど、露天風呂が丁度良かった。風呂から上がって夕食。
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座敷に座椅子、お膳でいただいたのだが、だんだん酒も回って気分が良くなってきた幹事のH氏がふえ〜〜、とリクライニングよろしく背もたれに全体重をかけたら、その瞬間、バキッメリメリっていう音。そう、H氏の体重は90キロ前後なはず。可哀想なことに座椅子の背もたれの強度がもたなかったのだ。


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 あ〜あ、座椅子壊した。ワリ〜な〜と思いつつ、御食事どころを後にして大部屋で引き続き宴会。



 夜の9時半近くになってKさんが遅れて車で到着。もちろん夕食は済ませて宿に着いた。ま、とりあえず温泉に入って来なよと勧めてみる。するとその後、宴会をやっている我々が時間に気がついたのは10時半。誰かが気がついて言い出した。「あれ、そう言えば風呂に行ったKさんは?」「まさか、湯あたりかのぼせで倒れちゃってるとかないだろうな。オレ、ニュースでそういうの聞いたことがあるぞ」とか言い出した。
 でも実はこのKさんという人は20代後半なんだが無類の携帯電話好きというか、携帯が体の一部になっているような人。月に1回行われる我々の月例会でも、喫茶店で席を外したなと思ったら、30分以上電話している時もあったりする。私が「たぶん、もうお風呂からは出てロビーで電話かメールしてるんじゃないの?」と言ったのだが、親切なSさんが様子を見に行ってくれた。すると、とても信じられないという顔つきで帰ってきた。なんとKさんは露天風呂に入りつつ携帯でメールを打っていたのだという。凄いよね。ま、「風呂に入って」とは言っても浸かってるんではなくて、露天風呂の中に立って、つまり膝上くらいまでお湯の中に足が入っていたらしんだけど、そこで立って携帯メールをしていたそうで、これには一同またビックリ。露天風呂に携帯電話を持って入る人って初めて聞いたわな。でもこの前、ネットでそういう記事を見かけた。今の若者は携帯を持っていないと不安で、風呂にも持って行く人がかなりいるそうだね。
 ま、そんなこんなで無事に初日は終わり。

 私は朝早起きで6時には目が覚めるので、朝風呂もいただく。
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 んで、二日目はというと、再び白根山に行って、少し高台まで歩いて湯釜を見たりソフトクリームを食べたりして、午後は西の河原という有名な露天風呂に入る。
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 ここ、男湯は一部外から丸見えである。ま、その分すごく広い。女湯はちゃんと隠されているけれど、その分狭いみたい。


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その後温泉街でお土産を買って帰ってきたんだが、パジェロを運転しているIさんが、「もう運転は秋山さん、変わってよ」と言って缶ビールを飲んじゃった。ま、ずっと初日は運転しっぱなしだったし、交代してあげたいなとは思っていたので、そこから帰りはほとんど私がパジェロを運転して帰ってきた。


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 パジェロはニュー・ビートルに比べると、かなりハンドルがクルクル軽く動くなという感じで、車幅感覚とかもすぐに慣れたので楽しんで運転できた。我が家に着いたのは夜の9時半くらいだった。